(講師私物) |
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2004年
全日本洋裁技能コンクール
3位
厚生労働大臣賞(尾辻秀久厚生労働大臣)
株式会社ブティック社長賞受賞
(初出展)
フランス・リヨングランドサロンショー出展
作題: 創世・銀河Galaxy
2006年
全日本洋裁技能コンクール
優勝
内閣総理大臣賞
副賞 ドレスメーカー学院長賞
作題:融合
これらの作品は3部で完結することは確かなのです。
特にこのドレスの制作にあたり本当に不思議なことの数々を経験しました。
どうしてわたくしがこの様なドレスを創るのか、実は今を以ってしても訳が
わからないのです。わたくしの中の暗黙の沼の深層に確かにある大切なもの
を思い出させる為なのか或いは今生で悟らなければならないことを知る為の
試練としてこの苦しみを与えていただいたのか…(この先は近日中blogにて)
20XX年
作題:昇華(non-public information)
この階段の向こうに見えているはずのドレスが、まだ完全には見えていない。最終作3部作目からの招待状は確実に受け取っている。朧気ですが輪郭も見えてきています。あれから17年近く何体のドレスを葬ったことか。前回の優勝はわたくしに少しでも悦に執着すれば奈落へ堕ちることを教えました。得れば必ず失うということ。気付けなくてもその瞬間に失っているのです。もう既にわたくしは失っていたこと、そして此処が奈落の底だったことをわたくしが魂で悟るまで、苦しみながら実に17年近くもかかってしまったのです。過去は今にないということを早くに悟れたなら、そもそも得た途端に失っていたものに固執し、わたくしを信頼してくれている生徒達の手前、優勝の座から決して転がり堕ちることは出来ないとの呪縛と重圧で思考の枯渇に陥り苦しむこともありませんでした。それから3部作で完結するはずの最後のドレスを何体手掛けても、2作目で優勝したドレスの時のように何かに導かれる感覚もなく強引に押し進めてみても結果は全てが意にそぐわない賞取り目的の野心ギラギラの駄作ドレスになるばかり。そしてそれを自らの手で葬りまくるという罪悪感の苦海に漂うことはなかったのだと思います。言葉による頭での理解とわたくしの中のわたくしが魂が悟ることは全く別のものでした。
そして次は無限の空に立ち返り、そこから最後になる華を咲かすこと…
ドレスという媒体を通じて言葉に依らないわたくしの哲学を具現化し完成
させることが使命であることに気付いたのです。
昇華はわたくしの最後のドレスになるでしょう。ですからわたくしは支援してくださる方々に対して、これが遺作になることを既に告げているのですよ(笑)
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